通りすがりに
ここのところ、物忘れ・・・というよりも物をしまった場所を忘れてしまう というようなことが多くなった気がする。そうすると、「ボケ防止」だとか「脳の老化防止」だとか、そんな言葉に反応してくるようで、新聞や雑誌に少しでも老化を防ぐ方法が載っているのを目にすると、それを読む自分がいる。
ちょっと前に、雑誌なのか新聞なのか、記事が載っていたのが何なのか、それを忘れてしまって我ながら笑えてしまうけれど、脳の老化を進めさせないために今日ではなく「昨日の日記」を書くことがよい ということが書いてあった。(書いてあったことだけはしっかりと覚えている)
それならば、ブログに、今日あったことを書き込むではなく、昨日の出来事を思い出しながら書き込むのが、物忘れしない訓練になるのではないか、とその時に思った。そして今日、(今日から?)それを実行しようと思うが、さて、どんなものだろう。
昨日の出来事・・・
とはいっても、いつ、どこへいって、なにそれをやりましたでは、ブログ向きではないと思うので、昨日の中の、印象強い「何か」を書き出してみよう。
昨日、仕事で、銀行に向かって歩いているとき、前方に女性が2人、立ち止まって、世間話だろう、何か話をしていた。 そして、追い越し様に こんな会話が聞こえてきたのだった。
「ねぇ、わたしは、あんたのだんながかわいそうに思う。 あんたにだまされて。」
そう言っていたのは、向かって右側の、派手な格好をした70近いだろう老女だった。オレンジ色系のブラウスにクリーム色っぽい長いスカートをはいていたが、髪の毛はボサボサのシルバーだった と記憶する。
「なにいうのよ、だまされてって、やめてよ、そんなことないわよぉ。」
老女の言葉に、敏感に、馴れ馴れしく対抗して言ったのが、向かって左側の、50くらいの女性だった。
「いやだって、だましているじゃない。ごにょごにょごにょ・・」
「ちがうわよぉ ・・・」
後半の会話は、通り越して背後から聞こえてきた話だったが、直感的に、ああ、話題に上がっただんなはだまされている とそう思った。
そう思ったのは、実際、左側の女性がどんな感じだったか、じろじろ見てはいないし、はっきり覚えてはないが、通りすがりに受けた雰囲気は、以前、近所の50代独身男性宅にいつの間にか住みつき、金の切れ目がなんとかやらで、さ~っと消えていった女性に、なんだか似ていた感じ。
まぁ、そんなところ。
こんな会話は今後二度と通りすがりに聞こえてこないだろう と思ったから、昨日の記録に一つ。










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